この記事のポイント
- 売れる商品は1つのランキングや指標だけでは判断できない
- 需要・競合・販売数・利益・季節性・出品制限・運営リスクの7項目を確認する
- 競合商品の販売実績を具体的なASIN単位で検証する
- 売上が大きくても利益や参入余地がなければ候補から外す
- 複数のデータを「仕入れる/商品化する/見送る」の判断につなげる
Amazonで売れる商品を探すとき、ランキング上位の商品をそのまま選べばよいわけではありません。 すでによく売れている市場ほど、強いブランドや大量のレビューを持つ競合が存在する場合もあります。
重要なのは、「需要があるか」だけでなく、「自社が参入しても販売機会と利益を確保できるか」まで確認することです。
本記事では、Amazonで売れる商品の探し方をはじめ、需要・競合・販売数・利益・季節性・出品制限・運営リスクの7つの観点から、商品候補を見極める方法について詳しくご紹介いたします。
Amazonで売れる商品を探す基本的な考え方
商品選定では、「今売れている商品を探す」ことと「自分が販売して売れる可能性のある商品を探す」ことを分けて考える必要があります。
ランキング上位の商品には需要がありますが、競争が激しく、広告費やレビュー面で新規参入が難しい可能性もあります。
商品選定の基本式
需要がある × 競争余地がある × 利益が残る × 継続して運営できる
ニッチ市場そのものをまだ決めていない場合は、先に Amazonでニッチ商品を見つける方法 を確認すると商品候補を絞り込みやすくなります。
1.需要|その商品を買いたい人がいるか
最初に確認するのは需要です。 商品アイデアが魅力的でも、Amazon内で購入需要がなければ安定した販売にはつながりません。
需要を見るときは、次のようなデータを確認します。
- 関連商品の販売状況
- 検索需要
- BSR
- 需要の過去推移
- カテゴリー全体の市場規模
BSRは需要を把握する一つの材料ですが、「何位なら売れる」という固定基準はありません。 詳しくは Amazon売れ筋ランキングの目安 を参考にしてください。
2.競合|売れている市場に参入余地があるか
次に、同じ需要を狙う競合商品を確認します。
重要なのは競合商品の「数」だけではありません。 上位商品がどれほど販売数・レビュー・ブランド力を持っているかを見る必要があります。
| 見る項目 | 確認すること |
|---|---|
| 競合商品の販売数 | 需要がどの商品に集中しているか |
| レビュー数 | 既存商品の蓄積・参入障壁 |
| 評価 | 既存商品に改善余地がないか |
| 価格 | 価格競争になっていないか |
| 商品仕様 | 差別化できるポイントがあるか |
3.販売数|競合は実際にどの程度売れているか
需要がありそうに見える商品でも、具体的な競合ASINの販売規模を確認します。
Amazonでは競合セラーの正確な注文実績を直接確認できないため、商品リサーチでは推定販売数などを利用して販売規模を把握します。
セラースプライトの ライバル商品リサーチ では、ASINやキーワードなどから競合商品を検索し、推定販売数、月間販売額、BSR、価格、評価数などを比較できます。
販売数・売上推定の具体的な考え方は、 Amazon売上推定ツール|ASINから販売数・売上を概算する方法 で詳しく解説しています。
4.利益|売れても利益が残るか
販売数が大きくても、利益が残らなければ継続的な商品とは言いにくくなります。
商品候補ごとに、少なくとも次のコストを整理します。
- 商品原価・仕入れ価格
- 国際・国内送料
- Amazon販売手数料
- FBAを利用する場合の関連費用
- 広告費
- 梱包・検品などのコスト
- 返品・値下げなどを考慮した余裕
「販売価格-仕入れ価格」だけで利益を判断しないことが重要です。
5.季節性|年間を通して需要があるか
現在よく売れている商品でも、特定の季節やイベントだけ需要が高い可能性があります。
月間販売数だけを見るのではなく、販売数、BSR、検索需要などの推移を確認します。
季節商品自体が悪いわけではありません。 重要なのは、季節性を把握せずに年間需要と誤認し、過剰な在庫を持たないことです。
6.出品制限|実際に販売できる商品か
需要・競合・利益条件が良くても、Amazonで出品できなければ商品化できません。
カテゴリーや商品によっては出品許可などの条件が設けられている場合があります。 また、商品安全性、知的財産権、ブランド、商品状態なども確認する必要があります。
リサーチツールのデータが良いことと、Amazonで出品できることは別の問題です。仕入れや商品開発を確定する前に、最新のAmazonポリシーと自社アカウントでの条件を確認してください。
7.運営リスク|売れた後も継続できるか
最後に、商品を販売開始した後の運営まで考えます。
例えば次のようなリスクがあります。
- 壊れやすく返品につながりやすい
- 大型・重量商品で物流コストが高い
- 価格競争が起こりやすい
- 流行の変化が速い
- 品質管理が難しい
- 競合が簡単に同じ仕様を投入できる
- 安定して再仕入れ・生産できない
「売れるか」だけでなく、売れた状態を維持できるかまで考えることで、短期的なランキングだけに依存しない商品選定ができます。
7つのデータから「採用・再検討・見送り」を判断する
7項目を確認したら、商品候補を感覚で決めず、同じ基準で比較します。
| 項目 | 確認 |
|---|---|
| 需要 | 継続的な購入需要が確認できるか |
| 競合 | 既存商品に対して参入余地があるか |
| 販売数 | 競合商品に十分な販売実績があるか |
| 利益 | 各種コストを引いて利益が残るか |
| 季節性 | 需要の時期を把握できているか |
| 出品制限 | 販売条件を満たせるか |
| 運営リスク | 継続販売に大きな障害がないか |
1項目だけ突出して良くても商品採用の根拠にはなりません。
「よく売れているが競争が極端に強い」「利益は大きいが需要が小さい」といった商品もあるため、7項目を総合して判断します。
SellerSpriteで売れる商品候補を検証する方法
STEP1|競合商品を3~5件集める
狙っている商品・キーワードから、顧客ニーズが近い競合ASINを集めます。 単にカテゴリーが同じだけではなく、用途や価格帯が近い商品を選ぶと比較しやすくなります。
STEP2|販売数・売上規模を比較する
ライバル商品リサーチで推定販売数や月間販売額を比較し、需要が一部商品だけに集中していないか確認します。
STEP3|価格・BSR・評価数を比較する
販売数だけでなく、価格、BSR、評価数などを同時に確認します。
例えば販売数が大きくても、上位商品のほとんどが大量のレビューを蓄積している場合は、新規参入の難易度を慎重に評価する必要があります。
STEP4|自社商品の勝ち筋を言語化する
最終的には、「市場が大きいから」ではなく、既存商品に対して何を改善し、誰に選ばれる商品にするのかを説明できる状態にします。
価格、機能、サイズ、セット内容、使いやすさ、商品ページなど、具体的な差別化ポイントが見つからない場合は、商品候補を再検討することも選択肢です。
Amazonで売れる商品の探し方に関するFAQ
Amazonで売れる商品はどうやって探しますか?
まず需要のある市場を探し、競合商品の販売数・価格・レビューなどを確認します。そのうえで利益、季節性、出品条件、運営リスクまで確認し、具体的な商品候補を比較します。
Amazonランキング上位の商品を選べば売れますか?
ランキング上位は需要を確認する材料になりますが、自社商品が同じように売れることを保証するものではありません。競合の強さや利益、差別化余地も確認する必要があります。
競合が少ない商品を選べばよいですか?
競合が少ない理由が需要不足の場合もあります。「需要があるか」と「競争余地があるか」の両方を確認しましょう。
売れる商品を判断するのにBSRだけで十分ですか?
十分ではありません。BSRはカテゴリー内の相対順位なので、推定販売数、競合、価格、利益、季節性などと組み合わせて判断します。
SellerSpriteでは何を確認できますか?
ライバル商品リサーチでは、キーワード・ブランド・セラー・ASINなどから商品を検索し、BSR、推定販売数、価格、評価数などを比較できます。商品候補の需要や競争状況を検証する際に活用できます。
まとめ
Amazonで売れる商品を探すときは、「今売れている商品」をそのまま選ぶのではなく、需要・競合・販売数・利益・季節性・出品制限・運営リスクの7項目から商品候補を検証することが重要です。
市場を見つけたら具体的な競合ASINまで掘り下げ、販売数や価格、レビューなどを比較します。そのうえで「なぜ顧客が自社商品を選ぶのか」を説明できる商品を候補として残していきましょう。

